筆ぷろじぇくと
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絶滅の危機、伝統工芸技術伝承のためのあらゆる支援活動

 

ご存じでしたか?このままでは、日本伝統の筆が”消滅”してしまいます。

これは、近い将来の話ではありません。
まさに今、の状況です。匠の技による伝統工芸品、毛筆・化粧筆・画筆が、高齢化などで技術継承困難に陥っています。
そこに追い打ちをかけるように、筆類にとっての原材料である動物毛(*1)の一部が入手出来ない事態となっているのです。
化粧筆原毛が途絶えたことにより、熊野筆、奈良筆、江戸筆、画筆作家らジャンルを問わず、問屋を調査したところ、 筆類を作るための道具(金櫛など)も後継者不足により、既に国内調達できないという現実を知ることになりました。

(*1) 山羊、馬、羊、山羊毛、イタチ、灰リス・松リス、ジャコウネコ、ウォターバジャー、狸、猫、鹿など

 

できることから速やかに対策を打ちたく、協力者を求めています。

原材料もなく後継者もいないでは、日本の伝統工芸品の一つである筆類は近い将来絶滅してしまいます。
「筆ぷろじぇくと」では、以下を目指します。

  • 原毛調達ルートの開拓(日本国内外問わず駆除や食用によって得られる動物毛)
  • 生産プロセス上必要な加工道具類の製造
  • 後継者育成と文化継承
今、毛筆・化粧筆・画筆、ジャンルを超えて協力し合うことが必要です。

 

直近の「筆」を取り巻く環境

中国頼みの原毛

筆類の原材料は、極寒の地にて駆除や 食用で命 を全うした動物の副産物であるため、ほとんどを中国から 購入しています。
しかし、中国国内の書道ブームや、学校で書道が必須科目となった事などによるの 国内毛筆消費が急増しました。
さらに、世界的な動物愛護の潮流は中国も例外ではなく、駆除や食用であってもイメージ先行で廃業した原毛加工職人も多く、 これまでの3~5倍に価格が 高騰、日本への輸出も激減しました。


あおりを受けた日本では

高騰した原毛 でも、購入しなければ「世界 に認められる信頼の日本の 筆」が作れません。
原毛高騰から日本で研究を進めた人工毛も、動物毛のキューティクル による毛細管現象を起こせない ため、クオリティは低い 。
そのため、広島熊野筆、奈良 筆、東京江戸筆、職人達 は、これまでに入手 して おいた在庫原毛 を 少しづつ消費したり、過去に作った 筆をバラし、 高級毛をより分け、筆作りの技術を生かし再利用し、辛うじて凌いでいる、というのが 現実です。
後継者の有無と原料 の 有無により 、筆作りを諦めるか、伝承責務はどうするか 、筆業界の存続は待ったを許さない状況です。
「匠の技」を伝承させるべく、直ぐにあらゆる方面から行動を起こさなければ、日本における次世代芸術の道は断たれます。

 

この状況に風穴をあける為に発足された
「筆ぷろじぇくと」

解決のきっかけはモンゴルにある。と、筆ぷろじぇくとは考えています。
先日は、モンゴルへの視察も実施しました。

 

筆ぷろじぇくと:モンゴル視察

 

プロジェクトはまだまだ始動したばかり

ただ今、賛同者、協力者を集めています。

お問い合わせは、お問い合わせフォームにて、
お問い合わせの種類から「筆ぷろじぇくと」を選択してメール送信を実施して下さい。

 


 

 

詳細はこちら

GSHOT:世界伝統継承協会(Global Society of Handing Over Tradisuons)

GSHOT:世界伝統継承協会